看板猫テツコ、正式譲渡決定☆

2024.02.15

本日はとても嬉しい(でもちょっと寂しい)お知らせです。

10月より当院にて、看板猫として勤務いただいていた黒猫のテツコ☆

先日、とても素晴らしいご縁をいただき、正式譲渡されることとなりました!!!

 

当時は、家島の島の端、波が打ち付ける立地に建てられた鉄工所で、骨と皮の状態でフラフラとごはんをねだりに来ていたボロボロの野良猫・・・

誰かに捨てられたのか、その場にいた他の野良猫とも打ち解ける様子はなく、とにかく人の姿を見れば愛想よく近づいてごはんをねだり、そのガリガリの体で必死に命をつなごうと、ごはんに食らいついていました。酷い猫風邪を患っており、鼻は効かず、呼吸するのもつらい状態。

この状態では、あと数日後には栄養失調で死んでしまうかもしれない。人を疑うことを知らないこの子は、この過酷な外の環境では生きていけない。そう判断し、私たちはテツコの里親を探す決心をしました。

スタッフ協力の元、暖かい部屋と美味しい山盛りご飯で手厚く看護された結果、2週間でメキメキと栄養状態が改善し、猫風邪症状に対する治療を受けながら、不妊手術も受けました(*^^*)クリニックがお休みの時に自宅でずっと面倒を見てくれたスタッフに感謝です💛

みるみる環境に馴染んでいったテツコ💛

あまりにも人間味が強く、会話ができるようになってきた(?)頃、ご来院される患者様の癒し担当としての仕事を命じてみました。

なんということでしょう。

テツコは類まれなる本領を発揮し、ほんの数か月でたくさんの患者様の心を鷲づかみ、ファンを獲得し、営業部長へと就任したのです!!まさに、猫の皮をかぶったヒトでした。

  

人の暖かい膝の上が大好きだったテツコ。患者様のお膝を借り、お待ちいただいている間の癒しとなってくれたテツコ。

時に子猫に嫉妬し、時に術済みのイケメン白猫に熱烈なアプローチをかけてウザがられ・・・。

モケモケのおもちゃが大好きで、広い待合室でドリブルをかましまくっていたテツコ。

クロネコヤマトのお兄さんが、テツコにもう会えないと知り、とても寂しがっていました・・・。

たくさんの人から愛情をもらい、ついに、最高のご縁に巡り合えました。

暖かいおうち、やっと見つけたね。君は、愛されるために生まれてきたんだよ。

過酷な環境を生き延びてくれて、ありがとう。

人を、信じてくれてありがとう。

これからもずっとずっと、幸せにね💛

 

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