こんにちは、スタッフKです。
今回は元保護猫ウラとそれにまつわる人達の素敵なご縁についてお話したいと思います。
ウラとの出会いはTNR。
TNR活動はリリースが基本ですが、捕獲をしていると必ず訪れる・・・100g台の乳飲み子との出会い・・・全ての子を助けることはできませんが、キャパシティに余裕があるタイミングで運良く出会えた子については、ミルクで育ててあげることができます。
ウラは3兄弟の中の唯一の男の子。体格が一番大きく、当時おっとり系だったウラはおてんばな女子2匹に揉まれ、日々たくましく育っていきました。
兄弟2匹は先に正式譲渡が決まりましたが、ウラのご縁はなかなか厳しい道のりでした。
保護猫の里親になる。「うまくいかなければ返せばいい」そんな軽い気持ちで譲渡を希望される里親様が現にいらっしゃいます。何がうまくいかないのか。うまくいくためにはどうしたらいいのか。そもそもうまくいかないかもしれない場合の想定を、新しい子を招き入れる前にちゃんと想像できているのか。保護主としては、時に厳しく、時にしつこく、里親希望者様に問いかけます。
里親様には、知らない猫を自分のテリトリーに連れてこられた先住猫ちゃんのケアを最優先に、加えてトライアルに来た新しい保護猫ちゃんのケアを同時にする余裕があるのか、「こうなったときどうする?」の具体的な対策について、迎え入れる前にご家族で十分に話し合って頂きたく思います。
ウラを良縁に繋げるため、何度も何度も譲渡会に参加しました。
日々成長するウラ。子猫の時とは違い、少しずつ精神年齢も成熟してくると、環境の変化、譲渡会参加によるストレスはどんどん高まります。でも、ウラは頑張りました。本当によく頑張ってもらいました😣💦
保護しておよそ半年……ご縁って、ほんと突然に訪れるんですね。
いつものように譲渡会に参加していたら、ひょっこりとウラを希望するご家族が現れ、心配していたトライアルも、とんとん拍子でシニア先住ちゃんに受け入れられ、あれよあれよと正式譲渡!!
あっという間でしたが、シニア先住ちゃんがホントに頑張ってくれたと思います。
初めは少しシャアシャアだった先住ちゃん。
でも、ウラがしっかり先住ちゃんを先輩と認識できたことで、先住ちゃんのお許しを得られました✌️
先住ちゃん、ウラを受け入れてくれてありがとう😭
そしてそのバックアップをしてくださったご家族の皆様。見つけてくださって、出会ってくださって本当にありがとうございました💕
ウラを迎えてくださった良縁だけでも十分ありがたいのに、なんとその里親様、素敵な猫の絵を描かれる作家さんだったのです!!それがまた野村先生のハートにズッキュンつき刺さる画風👍✨✨✨
かねてから殺風景な手術室に、猫の絵を飾りたかった先生。
過去作品から、いくつか選ばせていただき、モノクロなイメージから一点。
この作品たちがあるだけで、すごく明るいイメージがうまれました。
こ、これがウラの繋いでくれたご縁だと思うと、ウラ…あんたすごい子やで………
めっちゃ素敵なご縁、運んでくれたんやね🥰
そして、伸びやかに幸せそうに過ごしているウラの姿のご報告を見るたび、幸せな気持ちにさせてくれます❤️
ウラ、ありがとう🥰