猫は、生後4か月齢から発情し、5か月齢で妊娠、6か月齢で出産することができる動物です。

よく、「手術は6か月齢を過ぎてからじゃないとできないと思っていた」というお声を耳にします。
実際、全国のおよそ8割以上の動物病院が6か月齢以降の手術を患者様に推奨しています(2022年SVJ調べ)。
しかし、近年の麻酔技術の向上と研究の成果により、猫の早期手術(生後2か月齢・体重1㎏~)が安全に実施可能となり、術後の成長過程においても発育に影響を及ぼさないことが明らかとなりました。

さらに、早期で手術をすることは、猫ちゃん、飼い主様、そして獣医師にとっても以下のメリットがあります。

国内における調査では、6か月齢まで待つことで、この期間に現に妊娠・出産してしまっている子がおよそ1割いることが分かりました。
(2022年~2023年SVJ調べ)

早期不妊去勢手術のメリット、安全性の観点からみても、生後2か月齢~4か月齢で実施する手術の方が出血が少なく、
傷口もほんの数ミリから1センチ程度で済み、短時間で麻酔から回復させることができるので、猫ちゃんの負担を圧倒的に少なくすることができます。

発情ストレスを経験させたくない、予期せぬ出産をさせたくない、乳がん(乳腺腫瘍)や卵巣子宮疾患のリスクを下げたいとお考えの方は、是非、早期での不妊去勢手術をご検討ください!!