こんにちは!スタッフの北山です☆
4月の一斉手術から約5ヶ月ぶりの家島へ行ってまいりました。
まずは協力してくださった地元有志の皆様に心から感謝申し上げます。
事前調査から前日の捕獲に至るまでの準備など本当に大変だったと思います。
そのおかげで30頭余りの野良猫たちに不妊手術を施すことができました。
医療チームだけでは、これは実現できないことです!!!
本当にありがとうございました😍
それでは本編です。
前日の捕獲はチーム命の輪のボランティアさんwith K (当院スタッフ)✌️✨✨
TNR2回目の捕獲はとにかく難易度が高い。。。
なぜって??
→猫達の間で捕獲器の存在が知られてしまっており、警戒して近づかなくなるから。
→お腹を空かせた手術済みの子が入ってしまうから。
その懸念どおり、1回目の一斉手術ですでに手術が済んでいる子が懲りずにお腹を空かせて次々と捕獲機に入ってしまう事態が大発生!!!
何度も入ってしまう手術済みの子には捕獲機の外でたっぷりごはんをあげていても、ホイホイ入ってきます(笑)
これには頭を悩ませました。
捕獲部隊としては、発見した猫を捕獲しきれなかった悔しさがありますが、目的のコロニーを一網打尽できたところもあり、達成感を得ることもできました。
悔しさと喜びの狭間で苦しかった捕獲部隊の皆様。
残暑の厳しい暑さの中、本当にご苦労様でした。
そして翌日の手術日。
クリニックから車に積み込まれる数々の機材たち・・・
それらを全て船に積み込み・・・・いざ、出陣!!!
そして、港には待ち構えるTVスタッフ🎥✨
そうなんです、今回捕獲日と手術当日の2日間、関西テレビさんがニュースランナーの密着取材に来てくださったのです!
色んな意味で緊張の走る中、手術がスタート!
今回は前回の110頭には見劣りしますが日帰りで30頭前後の手術。
なんと地元の方に加え、隣島の坊勢島(ぼうぜ)の地域おこし協力隊の方がお手伝いにきてくださっていました!
以前から坊勢島で増えゆく野良猫に関して懸念があったそうで、家島での出張手術を見学しにご参加くださりました🥹
坊勢でも一斉手術をやる日はそう遠くないかもしれませんね…
2回にわたる一斉手術で、私たちはなにも野良猫を根絶させたいわけではありません。
ただ「過剰繁殖してしまった結果、不幸な死や殺処分により死んでしまう猫を減らしたい」という想いから活動をしていて、そんな想いをもった家島のボランティアさん1人の声からこのプロジェクトが始まりました。
みんなの想いが集まって、この一斉手術が行われたこと、そこに参加できたことがとても嬉しいです。
ただ事前調査のブログにもあったように、これでオールオッケーではありません。
前回の成果が感じられる繁殖力の抑えられたコロニー、とり逃しにより子猫が生まれてしまっていたコロニー・・・それぞれの現場で、今後の課題を感じました。
1番の課題はエサの入手・餌やりだと考えます。
家島にいる猫に対して、餌を与える高齢者がエサを入手する手段(または経済力)のなさ。
ネット通販などが使えなかったり、坂道が急で買い物に出られなかったり・・・
家島の猫達はとにかく空腹で飢えています。ガリガリの子も少なくありません。
そんな猫達のフードバンクができないか、といったお話もチラリとあがりました。
そういった手段の構築を考えなければならないほど、家島の子達は十分な餌が、定期的に与えられていないのです。
ニャーと鳴かれて可愛いからと残飯を投げたり、置き餌をしてアリにたかられ不衛生なエサがまかれてしまっていたりエサをやるにも、正しい知識と責任が伴います。
そういったことを引き続き、コツコツと進めていければ家島は、猫も人もハッピーな瀬戸内の島の一つになれると思います。
そういった啓発のチラシも、当院にはご用意があります。
回覧板で回していただくこともOKです🙆♀️
いろんな種類がございますので、ぜひご利用くださいね!
本当に本当にいろんな方々の力が合わさり、大きなことを成し得たプロジェクトでした!!!
特にご苦労が多かった有志のメンバーの皆様、はるばる何度も捕獲に出向いてくださった命の輪のメンバー様、お手伝いに来てくださった自治会有志の皆様、島外にも関わらず応援してくださりサポートしてくれた皆様、どの方々にも感謝しかございません!!!
皆様本当にお疲れ様でした、ありがとうございました🙇♀️✨