岡山出張レポート2023.9.27

岡山出張手術レポート

こんにちは、クリニックスタッフの藤崎です☺️

去る9月27日(水)、クリニックを臨時休診とさせていただき、岡山県のせとうちドッグパーク様の施設をお借りし、出張手術を行いました。

朝晩はようやっと涼しくなり、朝陽を受けた田んぼには収穫間近の黄金色の稲が…☺️
普段見ない景色を見られるのは出張手術ならではの楽しみです。

今回向かった岡山県では、野良猫を診てくださる動物病院がまだまだ少ないらしく、
開院日にはるばる姫路の当院まで連れてこられる患者さんも複数おられます。
患者さんご自身も大変ですが、車で1時間も移動する猫たちは大変なストレスを受けることでしょう…。

そんな中、せとうちドッグパークさんは、多頭飼育問題案件や、TNR活動家さんへの声かけをしてくださり、毎回25〜35頭ほどの猫を集めてくださいます。

今回は山陽道の通行止めの影響もあり、9時頃に現着。
すでに猫たちがたくさん到着して待っていました。

オペ室には手術を待つ猫たちが次々と運び込まれてきます。
オペ室の外や前室にも、たくさんキャリーケースや捕獲機が並び、猫たちの声が賑やかです。

中には保護されて飼い猫になる、人慣れしている猫ちゃんもいるので、
そういう子はもれなくメイ先生に愛でられます。


オペ室の外にはたくさんの3段ケージがあり、保護っ子たちが「何事!?」と興味津々。


今回は翌日に控えた家島出張手術の関係でスタッフが1名島に渡って捕獲のお手伝いをしていたため、先生1名と外回りスタッフ1名で、フル回転でオペを回します。

オペをご覧になった事がある方はご存知かと思いますが、
先生の目にも止まらぬスピードの手術に対応するためには外回りが1名では追いつかないので(オスが続くと2名でも間に合いません)、
毎回せとうちドッグパークのボランティアさんにもお手伝いいただきます。

普段クリニックで接している姫路の活動家さんたちとお話ししていても感じますが、
手術を手伝いにきてくださるボランティアさんのハートの熱いこと…!

猫のために何ができるかこちらが言わずとも常に考えてくださり、
お願いしたことは瞬時に対応してくださいました。
普段は別のお仕事をしながら、休みの日に(むしろ午前休や有休を取ってくださる方も)は猫たちのために動いてくださる…。
本当に頭が下がります。

そんな皆様のおかげでクリニック側の人手が足りていないにも関わらず、目標時間よりも早く終わりが見え、せとうちドッグパークさんの保護っ子も手術することができました!

(聞いてないよ…!!)との声が聞こえそうです。

オスメス兄妹で保護されたらしく、妊娠が心配なので早めに手術を、とのことでした。
幸いまだ発情もしておらず、無事に手術完了⭐

この日は頭数を少なめに抑えていただき、25頭の手術+術済み猫の処置で終了!

ありがとうございました😊

この岡山出張手術に限らず言えることですが、
こういった機会を設けてくださる熱い気持ちを持った方々に支えられることによって、
私たちクリニックスタッフもモチベーションを保ちながら日々手術をすることができています。
猫たちや皆様のためにもっともっと他に出来ることがないか、考える心の余裕も生まれます。

まだまだ姫路も岡山も周辺地域も、猫の過剰繁殖問題の解決には程遠いのが現状です。
それどころか、やればやるほど次から次へとさらに掘り起こされてきている気すらします。

でもそんな問題を焦らず諦めず、ただ粛々と一頭ずつ丁寧に。

いつか猫たちと人間が、程良い距離感でお互い幸せに暮らせる日が来ることを目標に、
クリニックスタッフ一丸となって、皆様と共に日々邁進していきたいと思います。

皆様、これからもよろしくお願いいたします😌

最後になりましたが、岡山出張手術の際には毎回美味しいお弁当をご用意くださるせとうちドッグパーク様!
ありがとうございました!!

次回も頑張りますのでよろしくお願いいたします!

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